仕事と。趣味と。推し活と。いち
『好きだからこそ、仕事にしたい』とか、『好きなことだからこそ仕事にするとつらくなる』とか言われたことがあります。
私の場合、一番好きなことは仕事に出来ないなと自覚してます。仕事にしてしまうと、それに追われて『楽しむ』ことが出来なくなってしまうから。
やはり、好きなことは楽しみたいですからね。人によって意見は割れると思いますが。
若い時は、一番好きなことも仕事にしたいと、もがいていました。
けれど、一番ではなくても『好きなこと(興味のあること)』を仕事にしていて(私の場合は調理関係ですが)、そこから他の好きなことに仕事が拡がって行くのを経験すると、『これもまたよいなー』と思ったりします。
メニュー開発は、『絵を描く』ことに近くて楽しかった。
味の組み合わせや、食べたときのイメージ、カッコよくいうとマリアージュ(笑)を想像したり、見た目を考えて色を配置したりと。
ほら、まるで絵を描く様でしょう?
物語りを紡いでいる様でしょう?(←カッコよく言い過ぎ・笑)
好きでないなら、その要素の中から『好き要素』を探せば良いんです。そうすれば、世界は自ずと拡がっていく。
で、私的『好きなこと』の立ち位置がどこにあるかというと。
まあ、それなりに長く生きていて、無理強いしない、気持ち的にストレスを溜めないスタンスなところに落ち着いていますね。
そうなると、確実に『仕事』には出来ない。だって、ペースが自分主流になってしまうから。
あと、『形』が変わってきた気がします。
表現したことを皆に知って貰いたいという気持ちは変わらないのですが、『見て見て!』という主張メインから『こんな形もあるんだよ』と可能性を残しておきたい気持ちにシフトしていったというか。
年齢のなせる技かもね。